チョット思った事

珍しく、朝ワイドショーなるものを見ていたら
「介護のプロが母親殺し」なんてタイトルが出てて…
思わず見てしまった…



介護士の資格をもって仕事をしている人の母親が
高齢と病気から、介護を必要とするようになって
ヘルパーやディサービスを受けるけれど、上手くゆかなくて
迷惑をかけるから、死にたいと言う母親の言葉をうけて
無理心中を図ったんだけど、自分が生き残ったので、母親殺人の容疑者と言う事らしい
裁判では、嘱託殺人かどうかが争点らしいんだと



なんか違うような気がする



きっと本人も死んでしまっていたら
もっと違う評価なんだよね



どうして、弁護士さんは嘱託殺人で情状酌量の余地を取ろうとしてるんだろう?
無理心中にいたるまでの経緯を訴えれば
十分に情状酌量の余地は取れると思うんだけど?


たとえ、資格を持って介護の仕事をしていようが
身内の介護はまた別物だと思うよ
仕事は仕事と割り切れても、身内ともなればそうはいかない
だからこそのディサービスやヘルパーさんの存在が必要になるんだけど


ヘルパーさんが遅刻してくるとか
ディサービス先でも見守り不十分でケガを負わせることになったりとか…
内情を知っていれば苦情の一つもいいたくなるよな
匿名の苦情が本人の勤め先に知られ、結果辞めさせられる羽目に


仕事がいきがいってだけでなく
借金も抱え、自分達の生活そのものをささえていたのなら
借金のせいで、自宅も競売にかかっていて
退去を余儀なくされていたのなら



誰かに頼るって、誰にどう頼ればいいの?
自分も人に頼るってヘタな方なので…人事じゃないなぁ…(-_-;;
最悪の選択だったかもしれないけど
無理心中を考えてしまう気持ちはわかる…



どうして、裁判の争点が嘱託殺人かどうかなんだろう???



こんなの争点にしていたら
ヘルパーさんの遅刻やディサービス先での見守り不十分とか
本当に介護を必要とする人たちの介護者不足、施設不足
生活基盤が揺らいでいる時の相談窓口の無いこと等など…
本当にもっと考えなければいけないことを
置き去りにされてしまうように思う



背景はどうあれ、裁判は母親を殺したと言う事実だけを問うから???
なんかねぇ…(-_-;;